心肺蘇生しないで!

こんにちは。幸せ終活アドバイザー 札幌の行政書士 岡田七枝です。

金箔入りのカステラ、いただきました♪



登別温泉第一滝本館の金箔カステラ(^^)

裏にはザラメがいっぱい、ごちそうさまでした!



それでは、本日の本題です。

先日、「公益財団法人 日本尊厳死協会 四国支部・香川」主催の、懇談会に参加してきました。

テーマは、「心肺蘇生を希望されない患者さんに、救急要請が行われた際に、知っておいていただきたいこと」

救急車を呼んだ場合、救急車の中でどのようなことが行われているのか、そして病院にいるお医者さんはどのように感じているのか、さまざまな体験を教えていただけて、非常に有意義な時間でした。

基本的には、「本人の望まないことは行わない」この想いで治療にあたっているけど、そもそも何かあった時のことをご家族で話し合ったことがない方々が非常に多い。

このようにおっしゃっていました。



だからこそ、簡単に家族で出来る事は、まず「リビングウイル」を作成して、自分の希望を伝える「話し合う事」が、最も大事。

リビングウイルとは、終末期医療における事前指示書。

救急車で運ばれて意識の無い状態や、ガンなどで終末期の状態で、どのような治療をしてほしいのか、あるいはしてほしくないのか、その「自分の希望」を書いた紙です、これをリビングウイル(尊厳死宣言書)と言います。

たとえば、本人が延命治療を望んでいなくても、意識不明になったら家族は救急車を呼びますよね?

「救急救命士は、死亡診断はできない」

だからこそ、全力で命を助ける為に動く。いくら「父は延命治療は望んでいません、心肺停止になっていても何もしないでください!」このようにお願いしても、もちろん救急救命士は何もしないわけにはいきません。


死亡診断は医師がするものなので、救急救命士は心肺停止状態でも「もう助からないから、このまま静かに逝かせてあげましょう」とは、言えないんです。


心肺停止時には、心肺蘇生をしなければなりません。

しかし、リビングウイルがあれば、気管挿管しないで酸素マスクで対応してくれる可能性もあるそうです。

やはり、救急救命士や医師には、法律や義務がありますが、場合によっては「できるだけ本人の望まないことはしないでおこう」このように思って、動いてくれるそうです。


そのためには、状況が揃っているのが絶対条件ですね。そのうちのひとつが、リビングウイルです。

みなさんは、リビングウイルを作成していますか?あるいは、もしものときに備えて何か対策をしていますか?

私の事務所では、尊厳死宣言公正証書作成のサポートをしています、お気軽にお問い合わせください。