死にたくない!まだここに居たい!みっともなくもなる!

こんにちは。幸せ終活アドバイザー 札幌の行政書士岡田七枝です。

北海道は、一気に寒くなりましたね。私も、夜中にあまりの寒さに目が覚めて、震えました。

さすがに、いつでも暖房を入れることができるように、今朝しっかりストーブの試運転をしました。

みなさんも、風邪をひかないように気をつけてくださいね(^^)



さて、本日の本題です。

今日は、「NPO法人 北海道若年認知症の人と家族の会」で、ボランティアの日でした。

若年性認知症と闘ったご家族を支えた会員さんが、認知症や介護に関する本を寄付してくれました。

「じつは、これはまだほんの一部なんだ」
「読みたくても絶版の本は、図書館で借りて読んだりしたよ」

このようにおっしゃって、ポツリポツリと読んだ感想などお話してくださいました。

病気と向き合うとき、ご本人もご家族も、やはり「死」を考えるようになります。

辛い治療をせずに、自然に任せて穏やかに旅立ってもらいたいという「平穏死」や、胃ろうをしながら一日でも長く生きて欲しいなど、病気と闘っているご本人だけではなく、介護しているご家族もさまざまな想いがありますよね。

私の父も、健康なときは「俺は長く生きない、早く死ぬ」「尊厳死を希望する」など、こんなふうにずっと言っていました。

しかし、肺がんが見つかって余命宣告されたときには、まだまだデーターがない、わからないことだらけの治療を選びました。

しかも、その治療の副作用で死にかけても、お医者さんから「すでに、手術や抗がん剤治療はできません」と、言われていた父は「落ち着いたら、また同じ治療をしたい」と、言ったんです。

これには、私たち家族は驚きました。

「あんなふうに、死ぬ思いをしたのに、また同じ治療をするの?怖くないの?」と、思ったんです。

今日、そのときのことを思い出しました。

「人は、一日でも長くここに居たいって、思うもんなんだよ」
「一人が病気になったことで、家族が一丸となって闘うことがある、そんなときはやっぱり、まだまだここに居たいって、本人は思うよ」
「みっともなく、なるもんなんだよ」と、会員さんが教えてくれました。


さまざまな想いや経験をしたからこそ、感じたんだなと思い、こんなふうに言葉をかけてもらえて私は嬉しかったです。

「親御さんと配偶者が同じく認知症になり、いっぺんにおふたりの介護をしている方」や、「お子さんが認知症になって介護している親御さん」など、介護の形はさまざま。

みんな頑張っている(^^)

私が「NPO法人 北海道若年認知症の人と家族の会(北海道ひまわりの会)」に、おじゃまするようになって、今年で4年目です。

いつも、たくさんの学びをいただき、たくさんのアドバイスをいただいています。

若年性認知症と闘っているご本人、そして介護しているご家族だけではなく、私たちサポーターも元気をいただいている団体です。